デリヘル店の経営をしていて、最もストレスを感じるのがデリヘル嬢のスケジュール管理やメンタル面のケア、いわゆる『マネジメント』の分野だと言われています。
デリヘル店は通常のファーストフード店とは違って、女の子自体が商品になります。例えばファーストフード店でハンバーガーを店員が落としてしまったら叱られることもあります。それはお金に変わるであろう商品がその店員の落ち度によってなくなってしまったのですから。
しかし、デリヘル嬢は意思を持った商品です。自分で考えて行動するし、下手をすると何も考えずに行動をする人もいるかもしれません。
そんな彼女たちを店舗を運営する上で自分の思った通りにコントロールすることは至難の業となっています。
デリヘル嬢のマネジメントを放棄した瞬間に店は崩壊する
仕事上の対人関係は個人差はあると思いますが、非常にストレスが溜まるものです。特に一般的な店舗と違い、商品であるデリヘル嬢には力任せのマネジメントができません。
ちなみに、参考まで力任せのマネジメントを伝えておくと、圧迫感や強制による完全トップダウンのマネジメント法になります。上下関係のはっきりしている一般店舗では機能しますが、コンパニオン自体が商品となるデリヘル店ではうまくいかないことの方が多いです。
力任せのマネジメントの簡単な説明をしましたが、デリヘル店では通用しないことが多いです。一般的な仕事ばかりについていると、この圧力を使ったマネジメントばかりを見てしまい、自分がマネジメントする立場になったときに真似をして使ってしまうことが多いようです。
しかし、このマネジメントについてくるデリヘル嬢は圧倒的に少ないです。理由はデリヘル嬢の多くは自由に出勤し、自由に店を選べる、それに税金等の申告なども全部自分で行っている為(もしくは全く行っていない)に店に縛られる理由がないのです。誰もが自分にとって都合の良い店で働きたいと思っています。そうすれば一人雇えば二人消え、一人を叱れば10人から批判が飛んでくる。そんな状況に追いやられてしまうでしょう。そしていつ日か力尽きで女の子の管理がおざなりになっていきます。
ここからはガラガラと店の崩壊する音が聞こえてくるようです。女の子は全く出勤しない。
お金さえもらえればいいと仕事に対する姿勢も悪くなるのでサービスも悪化し、最悪は集団で条件のいい店に転籍もありえます。ここまで来たらもう閉店して体制を立て直すしか方法はありません。
こうなる原因の多くはコンパニオンのマネジメントがうまくできないことが要因になります。普段からのコミュニケーション等を含めてマネジメントを怠っていると身を亡ぼすことになります。
難易度が高いデリヘル嬢はどんな人が多いのか?
デリヘル嬢の難易度を上げている要因は風俗という業態だけが理由ではありません。そもそもデリヘル業界で働こうという人は一般的な会社で働こうと考えている人と違っている点が多いです。
特徴1:昼はOL/夜はデリヘル嬢の副業タイプ
難度★★★
マネジメントが難しくなる理由のひとつがこれです。デリヘル嬢の多くは昼間一般的な仕事についていることが多いです。たいていが仕事が終わってからの出勤になるか、土日での出勤が中心になります。
自分に置き換えてもらえればわかりやすいのですが、本職と呼ばれる昼間の仕事で、仮に残業することを余儀なくされたとします。その時に、夜にデリヘルの仕事が入っていたとしても女性の心理としては昼間の仕事を優先させることが多いのです。
これはけっこう波紋を呼ぶ行為で、一人が仕事に遅れることが常態化すると雰囲気にゆるみが生じて、遅刻、無断欠勤等が多発することになります。
さらに、このタイプは本職を持っていることから相当お金に困っていない限りはデリヘルで働き続ける必要はありません。いつ辞めても構わないという理由からコントロールすることが難しくなります。
特徴2:子供を育てながらデリヘルで働いている
難度★★★
特に先の予定が見えないタイプです。小さな子供は急に体調を崩すもの。しかも女性の観点から言うと突然の休みも子供が理由になれば必ず許されるものと思っているのです。
子供を抱える母親は金銭的な余裕を持ちたいという心理があるので仕事自体は一生懸命行うのですが、ことスケジュールに関しては一番厄介なタイプです。
最初から締め付ける必要はありませんが、子供を理由にした欠勤や遅刻が多いようなら、この女性の出勤予定の信頼度はかなり低いものになりますので、計算には入れない方が賢明です。さらに、子供が理由の欠勤・遅刻・早退を少しでも注意しようものなら態度に出なかったとしてもかなりムッとした感情を持ちます。子供に絡んだ欠勤等は原因を聞く程度にした方がよさそうです。
特徴3:デリヘルでお小遣い稼ぎ・学生&フリーター
何度★★★★
このタイプはデリヘル嬢だからというよりも仕事に対する考え方が成熟しきっていない方が多いです。全員が全員そうではありませんが、自由出勤のデリヘルはいつでも好きな時に出勤してお金を稼げると考えている傾向があります。あながち間違いではありませんが、一度提出した予定表もこの子たちにとっては口約束以下のものになります。
それに仕事への考え方に対しても、仕事をすることで対価をもらえるというものではなく、デリヘルに所属した時点で大金を稼げると勘違いしているケースがあります。少しでも仕事がたいへんだったり、予定に縛られたりすると簡単に辞めてしまうので、日ごろから少しずつ教育していくようにしましょう。
この年代の女性は若さが武器になることも多いので、コンセプトが若い女性のものだったなら、必ず徹底してマネジメントをするようにしましょう。
特徴4:気づいたらデリヘル嬢になっていたタイプ
難度★★★★★
言い方を変えるとデリヘル嬢以外の仕事がなかったというタイプのことです。デリヘル嬢はある日突然なるものではありません。自分でなろうと考えて、決断してなるものですがこのタイプは日ごろから何かを考えることを放棄してしまっているタイプです。
自分の感情に素直なタイプに多く、とにかく楽しいことを優先的に進めて、きついことは二の次です。
仕事をするのも気分次第、特に未来のことも考えていないので、行き当たりばったり、その時々の状況で選択肢がコロコロと変わってしまいます。
正直なところ、この手のタイプにはマネジメントは通用しません。もしも、外見が他の子よりもよかったり、性サービスのスキルは高いなど、手放したくない理由があるのであればなるべく気分を壊さないように気を使うことが最善の策になります。
デリヘル店を経営するには覚悟が必要
デリヘル店の経営はとにかく人と接し方が成功の可能性を上げるか下げるかに直結してきます。特にデリヘル嬢は商品です。自分のマネジメント次第でその商品の各が上がるか下がるか決まってきます。
デリヘル嬢は商品です。リンゴも軽く拭いたほうがツヤが出て味もよくなった気がします。
いかに自分の店の商品を輝かせることができるかを考えれば自然の自分にあったマネジメント方法が出てくると思います。
なんだかんだと最後は売上が重要な店舗経営だからこそ、型にはまった、決まりきった方法ではなく独自の方法を見つけ出してください。
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