デリヘル店にクレジット決済を導入する方法

高額な金額を請求する業種、特にデリヘルのように突発的に欲求が発生する業界にはクレジットカード決済の導入は必須です。サービスを利用するのに最低でも1万5千円は掛かるデリヘル店では、クレジットカード払いのニーズも強くなる傾向があります。

デリヘル経営にクレジット払いが必須の時代

 デリヘル店は電話一本で女の子を呼ぶことができ、利用者は増加の一途を辿っています。

仮に100人お客様が来れば、10人から20人はクレジットで支払いを希望の方がいると言われています。機会損失を最小限に抑える意味でもクレジット決済の導入は必要不可欠です。

 

 

デリヘルはクレジット決済を導入できる?

 

風俗業種でクレジットカード決済を自力で導入することは現実的に不可能に近いです。

その理由としては、基本的に国内のクレジットカード会社は政令で定める【特定継続的役務提供】に該当する業種や美容クリニック、風俗業、不動産業、訪問販売等のクレジットカード導入に極めて消極的です。これらの業種は国内決済の審査を通過することが難しく、特に風俗業に至ってはほぼ通過はしないほどに困難なことが現状です。

 

そこで風俗業種がクレジット決済を導入する為に使う手法が海外の銀行を経由して行う決済、『海外決済』です。海外のクレジットカード会社の加盟店審査基準は日本の審査基準とは異なります。国内決済では審査の対象にすらならない業種であっても海外決済であれば通過事例がたくさんあるので、風俗店は海外決済を利用してクレジットカード決済を導入することになるのですが、これを単独で行うことは難しく、決済代行を利用して導入することになります。

注意)風俗営業の届け出を出さずに経営をしようとすれば審査が通ることはまずありません。

各カード会社は詳細な金融情報を持っているので、うかつなことをやれば摘発の対象になることでしょう。

 

導入にはクレジット決済の代行会社を使う

 

役務系業種や風俗系の業種は自力でクレジットカード決済を入れようとしても、非常に難しいとお話しました。

風俗店が導入する為にはクレジット決済代行会社を通すことが一般的です。

 

まずは代行会社を使うことはどういうことなのかを見てみましょう。

 

 仕組み

 

図をご覧いただくとわかるように、貴方の店舗とクレジットカード会社は基本的に直接契約を結ぶことはありません。

クレジットカード決済の導入に必要な審査や、審査通過後、実際にクレジットカード決済導入後も、ユーザーからの問い合わせであったり、万が一トラブルがあっても安心できるように、代行会社が対応してくれるようになるので、面倒がなくなります。

 

しかしその一方で、デメリットもあります。

それは手数料です。

クレジットカード決済の加盟店は決済額に応じて決済代行会社に手数料を支払う必要性があるのです。

 

風俗業主の一般的な決済手数料は8%~12%くらいが相場とされています。仮にサービス料が20,000で手数料が10%の場合には2000円を代行会社に支払う必要があります。

 

この決済手数料をはっきり言って無駄だと考えるデリヘル経営者もいます。利益を自分から減らしていると感じているのでしょう。

しかし考えていただきたいのが、クレジット決済を導入していなかったとしたらそもそもこのお客様はあなたの店を利用していなかったかもしれないということです。

クレジットカード払いを利用するお客様の中には、手持ちがない方、現金を持たない主義の方もいます。そのようなお客様はあなたの店でクレジットカードが使えないのであれば、他の店を利用します。

 

クレジットカード決済を利用するお客様に対応することはもはや当たり前とも言える時代なのです。今後は、クレジットカード以外にもお財布ケータイ、電子マネー等のシステムが進化してキャッシュレスの時代になっていきます。現段階でクレジットカードの導入すらも拒んでいるようでは取り残されてしまいます。

デリヘル店として、お客様の要望はサービスだけではなく支払い方法にも目を配る必要があります。

 

 

セルペイ加工画像

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