以前のデリヘル店はクレジット決済を行うのに必要な手数料の負担がかかってしまう点や入金にタイムラグがあることから現金主義の店舗が多くありましたが、現在はカードユーザーのカード利用率が高くなったことや、デリヘル店でカードを使用することに抵抗が減ったことから、クレジット決済を導入する店舗が増えてきました。
デリヘル店もクレジット使用不可にすると客足が遠のいてしまうことからクレジット決済の導入は必須になってきていると言えます。
デリヘル店がクレジット決済を導入するのが当たり前になってきていますが、その分、デリヘル店は新たなリスクが生まれてしまったのです。
クレジットカードは原則的にカード利用そのものが不正決済とカード会社に認められると、カードユーザーには支払い義務は発生せず、デリへル店はサービスを行った分の料金は回収できなくなります。ただ損をするだけです。
このことを『チャージバック』※チャージバックリスクはこちらを参照 と言いますが、店舗はさらにクレジット決済の手数料、一般的には決済金額の8%~10%の金額も失ってしまいます。
店舗の利益を上げていくためにもクレジット決済は必要不可欠なものですが、利用するからには十分な不正利用対策が必要です。
クレジットカードの不正利用を未然に防ぐには
基本的にクレジット決済の不正利用を防ぐためには徹底した本人認証が必要になります。
今でも、店舗型風俗店はクレジット決済を客側が希望した場合にはカードだけではなく身分証の提示を求める店舗も数多くあります。
デリヘル店でも、対面で決済ができるカード端末を使用した決済手法であればデリヘル嬢を派遣した時に身分証を提示してもらえば同じように不正利用を防ぐことはできます。
デリヘル店で使用可能なポータブル端末はスマートフォンが使用できるエリアであればどこでも決済ができる端末がありますので、極めて不正利用のリスクを抑えることは可能でしょう。
しかし、近年、デリヘルの決済手法として流行してきたオンライン決済はそうはいきません。
客側は自宅orホテルで、持っているスマホやパソコンの決済画面の項目に従ってカード情報を入力し、店舗側は決済が完了したことを確認してから女の子を派遣する仕組みだからです。
インターネットの向こう側で入力している人間が果たしてカードの持ち主本人かどうか、この時点では確かめる術はないからです。
このように、オンライン決済の盲点を利用した不正利用が増えてきたことが現在のカード決済の特徴です。
オンライン決済の不正利用を防ぐ本人認証システム
前述したとおりオンライン決済の最大のリスクは決済を行っている人間が本人かどうか確かめることが難しいということです。チャージバックが何度も続けば当然経営にも響いてきます。
このクレジットカード決済加盟店には点滴とも言える不正利用者を、オンライン上でも見抜くシステムがあります。
通常、デリヘル店は直接カード会社と契約をするのではなく、クレジット決済代行会社を通してカード決済を導入します。この決済代行会社はカード情報と加盟店情報を預かる関係上、強固なセキュリティと不正利用防止のシステムを組み込んでいるのです。
仕組みは至ってシンプル、カードユーザーの情報入力が終わった時点で、本人確認の為の電話をかけるというものです。これは何も加盟店のためだけに行っていることではなく、カード決済の手数料で利益を上げているのです。当然、決済金額が0円となる決済代行会社にとっても不正利用をされてしまっては売上になりません。
あくまでも加盟店と決済代行会社が双方がWinWinの関係になるように本人認証のような不正を未然に防ぐシステムの開発や、セキュリティチェックに余念がないのです。
不正利用は、セキュリティやシステム利用で100%ではないにせよ、未然に防ぐことが可能になりました。
しかし、手数料が安いクレジット決済代行会社の中にはセキュリティや認証システムに不安がある会社もあります。
目先の手数料の安さでクレジット決済代行会社を選ぶよりも盤石なセキュリティで売り上げを守ってくれる会社を選択した方が、最終的には大きな売り上げをもたらしくれると思います。
コメントを残す